舞台は、豊かな大地ラオス

ラオス南部・ボラヴェン高原。標高1,000メートルを超える高原に広がる肥沃な大地は、古くから高品質なアラビカ豆を育んできました。「東南アジアのバッテリー」と呼ばれる豊かな水力資源と、自然の恵みが息づく場所。ここでLGHは、再生可能エネルギーから生まれる水素を熱源として活用し、コーヒー豆を焙煎するという新たな挑戦を始めています。

ポテンシャルに光をあてる

ラオスのコーヒー豆は世界に誇れる品質を持ちながら、その多くは小規模農家による生産にとどまり、十分な価値を発揮できていません。そこに「水素焙煎」という最新技術を掛け合わせることで、ラオスのコーヒー豆のポテンシャルに光をあてる。持続可能な方法で付加価値を高めることは、農家の収入向上にもつながり、地域の産業を次のステージへと押し上げていきます。

水素のエネルギーで、
CO₂を出さない焙煎

これまでコーヒーの焙煎には、主に天然ガスなどの化石燃料が使われてきました。しかし、再生可能エネルギーで生まれた水素を燃焼させ、その熱だけで豆を焙煎する方法なら、焙煎工程から二酸化炭素を一切排出しません。さらに、水素は燃やすと水に戻るだけ。シンプルでありながら、環境負荷をゼロにする革新的なプロセスです。

日常の習慣が、未来を変える

水素焙煎コーヒーは、ただの新しい製法ではありません。「環境にやさしい＝高い」という常識を覆し、むしろ誰もが手に取りやすい価格で提供すること。それは、ラオスの経済を強くし、地域に雇用を生み、そして地球規模の課題解決にもつながっていきます。日常の一杯が、世界の未来を変える――。LGHはそんな物語を、ラオスから世界へと届けていきます。